2020年10月10日 山楂子(さんざし、山査子)の収穫をおこないました。
山楂子プロジェクトの仲間、主に山楂子農場の管理を担当いただいている、Takartのみなさんと一緒に、山楂子の一斉収穫をしました!
山楂子収穫まつり!
山楂子とは、私たちBotanic薬草LAB.が注目して、地域の特産品にしようと活動しているスーパーフルーツです
一個だけ見るとちっちゃいリンゴみたいですが、大きさはちょうど五百円玉ぐらいの大きさ。木の上で完熟させた実は、すごく濃い赤色になります。
実った姿は、一つの枝にすずなりになります。
山楂子についての詳しくは、山楂子についてのページをご覧ください。
山楂子の収穫で気をつけることは?
山楂子の収穫で気をつけなければいけないことは、山楂子の実は一斉に熟さないこと。
一つの木になっている実でも、日当たりが良い方になっている実と、日当たりが比較的悪い方になっている実では、成熟の進み具合が違うのです。
山楂子の実は一見するとすごい真っ赤になるので、収穫してもよいように見えます。
ですけど、実はちょっとずつまだ青かったりするのです。きちんと見分けないと、最後の成熟度合いで、ずいぶんと実の風味が違います。
この違いは、カメラで撮影して見ても上手くわからないくらいで、みんなで気を遣いながら、成熟した山楂子だけを収穫しました。
一緒に収穫した仲間の一人が「山楂子は太陽の実って言えるぐらい、日当たりでかわってくる」といっていました。
収穫した実は、とったその場で選果をして、出荷を待ちます。
今年の山楂子は?
今年の山楂子は、良い実を実らせるために、冬に非常に強く剪定を行ったため、収量は例年よりかなり少なめです。
また、天候の具合から、若干例年よりも収穫期が遅れています。
ですが、その一方で実は大粒で、風味の良い山楂子が収穫できました! ご注文をいただいた皆様の所に、順次お届けしてまいります。
お楽しみ 糖葫芦(タンフール)!
今日の分の収穫を終えたら、取れたてのフレッシュな山楂子を使った「糖葫芦」(タンフール)をいただきました!
私たちが知る限り、日本国内で食用の生の山楂子を本格的に育てているのは、この長野県、それも南信州の私たちの地域だけ。よく考えるとこれを食べられるのは、もしかしたらここだけなのでは……? ということで、大変贅沢でした。
今日作っていただいたのは、外側の飴が透明でパリパリしている、氷糖葫芦(ビンタンフール)というもの。気温がちょっとまだ暖かいので、すぐに固まらず飴がたれてきますが、固まるとパリパリしておいしいです。 このタンフールの飴は、温度が大事なのだとか? 温度が低いと結晶化せずにパリパリにならず、温度が高いと気泡が入って白くなる、その間を狙って作るのだそうです。 ちなみに、よく気泡を入れて白くしたものも雪糖葫芦(シエタンフール)といって、こちらも食感が違って美味しいのだそうです。
次回について
山楂子は、日々少しずつ熟していくので、平日も活動できるメンバーは順次様子を見ながら収穫していきます。 来週も、できる仲間で集まって収穫を進めていきたいと思います!