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2022年2月 山査子に関する重要なお知らせ

山楂子と山楂子プロジェクトに関する重要なお知らせ

2022年から当面の間、山楂子の販売ができなくなってしまいましたので、お知らせします。
このようなお知らせとなり申し訳ありません。
私たちも残念に思っています。
ですが、山楂子プロジェクトはこれからも続けていきますので、温かい目で見守っていただけるとうれしいです。

私たちは今から4年前の2018年、荒れ果てていた山楂子の圃場を借り受けました。そこから地域のために学び続ける信州たかもり熱中小学校の仲間や、高森町のまちづくりを目指すグループと一緒に山楂子畑の再生に取り組んできました。みんなで仕事が休みの日に集まり、最初はうっそうと茂った草や低木を刈り、木に寄生した蔓草を取り除くところから始めました。剪定が十分に行われず、樹高が高く日当たりや風通しが悪くなっていた木に、山楂の生命力に賭けて強い剪定を施し、復活を祈ったことを今でも覚えています。
これが未来の高森、南信州の特産物になっていくことを夢見ながら、再生に取り組みました。

将来のための強い剪定で収量が大幅に少なくなった2019年、樹勢は取り戻しつつあるものの害虫が多く出てしまった2020年を乗り越えて、試行錯誤しながら、2021年はたくさんの人に真っ赤で大きく味の良い山楂子を届けることができました。これから次の段階にプロジェクトを進めていける、そう思った所でした。

ですが、今年、所有者の方から山楂子畑を借りる事ができなくなりました。私たちはその山楂子畑から離れることになります。

当面の間、山楂子の販売を行う事ができなくなってしまいました。
応援していただいている皆様、楽しみにお待ちいただいている皆様には、このようなお知らせとなってしまい、大変申し訳ありません。
私たちも残念に思っています。

他の方からお借りした山楂子畑がありますが、そちらでは販売するほどの収量は得られない見込みです。ですが、その山楂子畑で引き続き山楂子の研究は続けます。
また、新しく仲間になってくれる人たちも出てきました。高森町も他の街と同じで使われなくなった畑、耕作放棄地が多くあります。それを借り受け、若木を植え、栽培する取り組みも始めています。
山楂子は成長が遅く、実がなるのに10年かかると言われています。でも私たちには山楂子畑を復活させた経験と技術と仲間がいます。研究を続け、これらの若い木たちが育だち、皆さんに山楂子をお届けできるようにがんばっていきます。

これからも、Botanic薬草LAB.では、山楂子プロジェクトチームと共に、山楂子を地域の特産にして、地域を元気にするために、栽培と製品化を研究しています。

山楂子の販売はできなくなりましたが、山楂子の活動も、それ以外の活動も、よりいっそう頑張って参ります。ホームページやSNSでは、これからも活動や山楂子の若木たちの様子も発信して行ければと思っています。
それから、私たちにとってなによりも大切なこと「仲間と一緒に楽しく」活動を続けていきたいと思っています。
この記事のカバー写真は、拠点を置いているお寺、瑠璃寺の冬です。今は雪に覆われていますが、いつか来る春のために。

引き続き、温かい目で見守っていただけるとうれしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

2022年2月12日
Botanic藥草LAB.

これからも仲間と一緒に
これからも仲間と一緒に