2022年2月19日 新・山査子プロジェクト始動! 山楂子の剪定を行いました
新山楂子プロジェクトの仲間、主に山楂子の圃場の管理や収穫を担当いただだいている、Takartのみなさんと一緒に、山楂子の剪定をしました!
暦の上では立春を過ぎ、二十四節気では「雨水」(雪が雨にかわるころ)を迎えたましたが、南信州高森町はまだまだ寒い日が続いています。剪定は、山楂子の木が眠っている冬の時期に行います。 管理する圃場は減ってしまいましたが、新・山楂子プロジェクトの始動です。大切に大切に山楂の木のお世話と研究をしていきます。
山楂子も、多くの果物と同じで、この冬の間の剪定が凄く大切です。どんな風に育てて行くか、その8割は剪定で決まる、と言われます。
剪定方法は木の性質や、目的でかなり違ってきます。日本で多く出回っている山楂は基本的に観賞用、庭木です。あるいは世界的には棘のある固い木を利用して生け垣として使われることもありますが、私たちは山楂子の実をならせるために研究をしていますから、そのいずれとも違う、よい実をならせる方法で剪定します。
どんな風に実をならせるか、あるいは、あえて実らないように剪定して木を休ませる、そんな選択もやります。成らせすぎると木が弱ってしまうのだとか。
日の光の当たる方向、春になって芽が吹いて、どんな枝振りになるか、想像しながら。害虫にやられないように、病気にならないためには、風通しも大事です。
と、言うのは、作業されているみなさんの受け売り。新しく再出発した山楂子プロジェクトですが、経験も詰んできました。みなさん相談しながら挟みの音も軽快に作業を進めていきました。
ビフォーアフター
さっぱり!って感じがしますね。できあがった樹形を見ると、観賞用のために剪定しているわけではないのですが、美しい形になります。
仲間たちと!
今日はみなさん、仕事のお休みの日を見つけて、集まってくれました。
スペシャルサンクス
今回は、地元企業、竹原建材アルプスクリーンさまのご厚意で、専門の皆さんが使う業務用の超強力なチッパー(剪定した枝をウッドチップに加工する機械)を、なんと無償で!お借りしました。
山楂子の木はかなり固いのですが、太い枝でも楽々チップにしてくれます。すごい!
ありがとうございました。